明日はもっと素晴らしい

(整腸剤はおやつです)

映画「アオハライド」

「今日、映画安く観れる日じゃん。何か観に行かないの?」
「アオハライドを観たいけど、行くと周りをカップルで囲まれると聞いてひよっている」
「よし、ババア2人で観に行くぞ」

そんな男前な母に付き添って頂いて、観に行って来ました実写版「アオハライド」。カップルと女子中高生の群れに飛び込んでマダンテを唱えるしかないくらいの覚悟で観に行きましたが、観に行って良かったです!思う存分ときめいて来ました!ちなみに原作未読、アニメを中途半端にしか観ていません。

少女マンガ原作の映画なんて「そんなバカな」が詰まった宝箱だと思っているのですが、今回も例に漏れず「そんな都合よく雨が?!」「そんなタイミング良く目撃しちゃうかな?!」の連続なんですけど、もうね、そんなツッコミぜんぶ東出くんの大きくてたくましい背中に吸い込まれますからね?東出くん、特に意識して見たことはないんですけど、序盤のリーダー研修合宿で、課題を片づけるコウくんの手、指、前髪の隙間から見えるまつ毛の描写たまらなかったわー。こんなの絶対好きになっちゃうよ〜って、ふたばちゃんと同じセリフがつい出ちゃうよ〜デュフフ。たまに「あ、鈴蘭のテッペン取れそう…」っていうくらい貫禄があったけど。小湊役の吉沢くんとの体格差が本当においしかったのでこの言葉の意味が分かる同志は早く劇場なりDVDなりで確かめてください。

あとはですね、うちの母子そろって毎週楽しみにしている久保みねヒャダに出ていたのを見てからすごく気になっている千葉雄大くんが出ているから観に行ったんですけど、もう出てきた瞬間に隣の席の母が「キタ!キタ!キターーー!!」って小声でつぶやいたのが分かったので笑いを堪えるのに必死でした。こんなほっぺた柔らかそうな子が独りクローズじゃなかった東出くんの前に立ちはだかるのかよ!ぽよよん!と興奮しました。窓ピシャッて閉めるときに挟まれたいと思ってしまった。

あとは主人公のライバル役の高畑充希ちゃんがすごく良かったなあ。真っ当なことをしゃべっているように見える奥に潜む狂気じみた強さに圧倒された。

この作品に限ったことではないんですけど、特に少女マンガ原作の実写映画を観ていると、要所要所でキスブサの一般女性の審査員からのコメント字幕が「シャーン」というSEと共に脳内で補足される病気にかかって楽しくて辛いです。シャーン!「事故チュー♡♡♡(29歳・事務員)」みたいな字幕が急にカットインしてくる!面白くなっちゃうだろ!