明日はもっと素晴らしい

(整腸剤はおやつです)

映画「オオカミ少女と黒王子」

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楽しみにしていた実写版を観てきました。恭也くんは実写にすると「最初からエリカちゃんのこと大好きやないかい」というのがだだ漏れで可愛かったです!江ノ島でデートしたときの、2ショ撮るときだけ白王子になるシーンがお気に入りでした。オバチャン、原作を初めて読んだときはエリカちゃんにまったく感情移入できなかったんだけど、実写化されて、ふみちゃんが演じているのを観たら、それがすごくまろやかになっていて、スッと自分の中に入ってきたのが良かった。「オオカミ少女、やめる」でババア泣いちゃったもん。隣の女子高生、微動だにしてなくて焦ったけど。あれ?!ここ作品イチ泣けるとこじゃね?!大人になったら嘘つく機会が増えるんだぞ??ズビーッ(鼻をかむ音)

 とまあ、概ね満足して劇場を後にしたんですけど、文句があるとするなら主人公たちが通ってる学校と、健くんのバイト先でもあり恭也くんが心くつろげる場所でもあるカフェが必要以上にクソおしゃれだったことです。原作読んだの、だいぶ昔なんですけど、原作の学校こんなにおしゃれだったっけ?実在する高校でロケしたらしいけど、おしゃれな内装にばかり気を取られてしまい、登場人物と舞台がシンクロしてしないようなもどかしさを感じるのです。あくまで私は、ですけど。このモヤモヤ感、前も感じたことがあるなーと思い返してみたら、「好きっていいなよ。」でした。あれも主人公のバイト先が「本当に高校生のバイト募集してたのかよ??」ってくらいおしゃれで、原作では学校の制服の上にエプロン着けてたのに、実写化したらクッソおしゃれなオリジナルの制服になってたのがさみしかったな…途端に親近感が薄れていく感じ…ストーカー男から逃げるために一度立ち寄ったのが普通のコンビニからクッソおしゃれ(2回目)な古書店になってたの、一生ゆるさないからな!(そこ以外はとても良い作品です!)

 

 

話が逸れましたが、テレビではない映画という大きなスクリーンに物語を映す性質上、舞台もそれなりにきれいに、おしゃれにしないと画が保つとか保たないとかいう問題があるのかもしれないけど、そこは原作から生まれた夢のように甘い言葉と、役者さんのお芝居に賭けて、おしゃれ度は控えめにしてほしいなあというのが、少女マンガ実写化推進委員会*1からの願いです。

 あと、文句が多くて恐縮なんですけど、今回は主題歌がback numberさんというのがメチャクチャ楽しみだったんですよ。back numberさんといえば少し前の月9のごじくじの主題歌「クリスマスソング」が大好きで、曲そのものももちろん好きなんですけど、この曲を聴いた瞬間に石原さとみの「あなたの、妻になってさしあげます」がフラッシュバックしてその場ででんぐり返ししたくなるくらい悶えてしまう、思い出の1曲なんですよ私にとって。今作でもこの「オオカミ少女~」のために書いた曲みたいだし、エンドロールで聴く主題歌を、労働の後のビール並みに楽しみにしていたのですが、劇中で歌入りの挿入歌が多すぎて主題歌のありがたみが薄れるというハプニングが。特にエリカちゃんが「今夜はブギーバック」をアカペラで長めに歌ってたのが超謎…いやこのシーン単体で観ればとても可愛いんですけど、な、なんで?監督とかスタッフの思い入れのある曲だったから?

 

 

仮に私が女子高生で、この映画を観たら、「あのときエリカちゃんが歌ってた曲なんだろ~」って検索したりするのかな…今は色んな人がカバーしてるしね…でも公式サイトにインタビュー載せるくらい主題歌にも気合入れたんだから挿入歌もっと少な目で良かったんじゃないかな…(挿入歌1曲1曲は良いのです!*2

 文句が多いですけど、デートや遊びに行くシーンが渋谷だったり、研修旅行が誰しも学生時代までには訪れそうな場所だったのは良かったです!あと日下部くんの顔が引くほど美しかった!!役者さんと台詞を信じて、もう少し引き算してほしかったなーと感じた映画でした。

 

僕の名前を

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*1:メンバーは私だけです

*2:エリカちゃんと恭也くんのお姉さんがケーキファイトしてるときの曲好き