明日はもっと素晴らしい

(整腸剤はおやつです)

令和元年、劇場出のHE★VENS担ここに爆誕

今年に入り映画館で映画を観た回数27回、その内「劇場版 うたの☆プリンスさまっ♪ マジLOVEキングダム」が10回(そしてまだ増える予定)である。このブログの令和最初の話題がうたプリだなんて、私もあなたも誰も想像していなかったでしょう。

私はうたプリのオタクをしていたのはほんの一瞬、初期の初期だけだった。最初に出たPSPのゲームを少しプレイしただけで、簡単に言えばストーリーもシステムも自分にそれほど刺さらなかった。それでも歌は好きなので新譜が出れば追いかけていたけれど、それも長くは続かなかった。カルナイの存在は知っているが、個々のメンバーの背景にはどんなストーリーがあるのかは未だに知らない。アニメも少ししか見たことがない。そんな私が、2019年に劇場版を観ることになるとは思わなかった。

映画公開後、評判が少しずつツイッターに流れ始めると「うたプリを知ってるかどうかというより、アイドルのコンサートが好きな人は観た方がいい「東京ドーム公演を知ってる人はなお楽しい」など、うたプリのオタクを挫折した人間も興味を惹かれるワードを目にするようになった。全編ライブの映画なら行ってもいいかな。そう思って最寄りの映画館のスケジュール表を開いた。以下映画の内容に触れますのでご注意下さい。

 

OP映像(OVERTURE)

一瞬ハリー◯ッターか?と思ったけれどすぐに悟った。これは、アイドルのコンサートに必ずあるOP映像…!最初は足元だけしか映さないのが好き。この足はあの人なんだろうな、これから汽車に乗って私たちに会いに来るんだな!?という高揚感。そして映し出される各メンバーと名前。HE★VENS…とは…!?」

HE★VENSと私

うたプリのオタクは挫折したけれど、周りにうたプリを応援しているプリンセスはいたので何か大きな活躍(ライブなど)があれば耳には届いていた。そういえばだいぶ前に友だちと遊んだときにうたプリのライブのBDを見せてもらったことがあった。新しいグループの出演者の中に緑川さんがいらっしゃって、もうそれだけで「若者に囲まれてがんばってる…!」って感動はしたけれど、そこからHE★VENSのことを調べるということはしなかった。なので私はこの劇場版でHE★VENSとそのメンバーを知ることになる。鳳瑛一、圧倒的に顔が好き。好きすぎる。そしてまだしゃべってないのにほのかに漂うトンチキ臭私の頭の中で静かに警鐘が鳴り始める。えっ、鳳?鳳って2人いる?まさか…兄弟…!?(カンカンカンカンカンカン

大きなお城をつくっちゃいました!

トップバッターはST☆RISH!大きなお城のセットの最上部に立った7人の背後から会場を見下ろす図に早くも涙目になってしまった。この景色を自担に見せてあげたいと思うのはオタクなら仕方ないよ!きれいだよ〜〜!!でも40ゲート席からアリーナに向かってダイブするの正気の沙汰じゃねえ〜〜!!シャイニング事務所ぱねえ〜〜〜!!

続いて出てくるのは先輩のQUARTET NIGHT曲が強い。\カルテッナイッ!/ \カルテッナイッ!/ \カルテッナイッ!/ 4人組だから「この曲のときは誰がセンター」という意識はないけど、いつ如何なるときも4人全員がセンターでありリードボーカルっていうのがカッコイイな。あとウテナのオタクなので「THE WORLD IS MINE」の演出がめちゃめちゃ刺さります。

天国へと行かないか?

次は〜?と思っていたらかっこいいサックスのイントロ入ってきて「何この曲好きかも」の「何この」ぐらいで突然天井から吊るされたイケメン回転寿司が始まって度肝を抜かれた。こわ〜〜!!富士急ハイランドか〜〜!!しかし彼らが地上(ステージ)に降り立つ頃には私はすでに心を捕らわれ始めていて、手が…自然に…GIRA×2と…🤘(スッ

ソロパートの歌詞にメンバーの名前入れるの好きなやつだし、表情まったく変わらない綺羅くんが「キラキラ」の時にさりげなく自分のこと指さしてるのめっちゃ可愛いし、ヴァンって名前の人に「Bang!」って歌詞を任せるのは国民の総意〜〜〜って7人に撃たれながら座席に沈んだ…SUKI…

タイトル通り、私はこの劇場版でHE★VENSにどハマりしたわけなんですけど、何でなのか3回くらい観るまで分からなくて、でもまた観たい・確かめたいから通っていたわけですが…もしかしてHE★VENSのときの演出は7人のフォーメーション込みで魅せることに重きを置いてるからじゃないかなって。アイドルはメンバー7人超えたらフォーメーションが命だと私は勝手に思っていて、且つ私はダンスで魅せてくれるアイドルが大好きなんですよ。だからこんなにHE★VENSに惹かれているのかなあって確かめるためにまた私はチケットを取るのであった…同じ7人のST☆RISHは「この大きな会場を使ったダイナミックな演出とパフォーマンス」って感じがする。これはこれで「この!一夜限りの!」ってスペシャル感があって好き。

シャッフルユニット

至れり尽くせりか〜〜!!以下箇条書き。

U-D-U!:一十木音也くん世界一ポップアップ装置が似合う。組み合わせはここが一番好きだな〜!可愛い!ヴァンちゃんと音也くんのやり取り可愛い。お姫様抱っこを提案してくれてありがとう藍ちゃん。

エゴイスティック:唐突に中の人の話をして申し訳ないんですけど、緑川さんすっごく歌上手になったよね!?最初にこのユニット見たとき「歌唱力おばけチームによくも光ちゃんを…!」って思ったけど何も問題なくてビックリした…あともしも私がセンステ最前にいたら鳥籠ブチ破った瞬間にビビり散らして失神する。

FITH:美!美美美美!!もうため息しか出ない…まあ様の立ち姿、御御足の角度、お尻の位置の高さ…美の化身…この水の量…なに…カミュ様が操ってるの…??このお兄さん2人と組んだ瑛二くんに可能性しか感じない…伸び代の長さが万里の長城並み…あとエゴイスティック組のMCを受けて「私たちは私たちのMCをしましょう」っつってるの笑ってしまった。流されない!(←水の演出だけに)「俺たちの歌はどうだっただろうか!」って尋ねてくるまあ様がすごくキラキラしてて可愛い。

トロイメライ衣装が本当にスタイル良い人じゃないと許されないやつ〜〜!!イントロで天井に映し出される兵士たちの影の演出むっちゃかっこいい。横アリだったらあの百合は客席の選ばれし仔羊ちゃん3名にプレゼントされ後に殺伐とした雰囲気になりそうなのでここがドームで本当に良かった。

キュンキュン:可愛いのフルコンボだドン!FITHの時も思ったんだけど、年下のHE★VENSメンバーと絡むST☆RISH可愛くないですか??ナギとシオンを相手してる翔ちゃんがとってもお兄さんでかっこいいし可愛い!パパッパパーフェクッ!!(ここいつも言えない)

カレスコ:この曲の時だけはトキヤのリア恋になる。本当に運動神経が良い人がやらないと大変なことになるやつ!感覚でコツをつかむセシルと努力の積み重ねのトキヤに指導してる(と私は思ってる)大和の組み合わせが面白い。この演出が実現できたら超楽しいだろうなあ。ところでこのめちゃ長いMCの間に君ら着替えなくて大丈夫なのかと無粋なことを考えてしまった。大和くん大丈夫??次の愛捧間に合う??

「汝、愛を捧げよ」

ねえ!うたプリの企画の人たちHE★VENSの新規増やす気満々でしょ!?こんな…こんなの見せられて好きにならずにいられない!曲、歌詞、ダンス、歌声、どれも私の好きなものばかりだった。これが観たくて劇場に通っていると言っても過言ではない。「お前はもう逃げられない」と「合言葉は」のところで後ろにいるセンターの瑛一から順々に指をさしたり唇に指を当てたりする振りが最高に好き。ここのカメラワークも最高。美しい。ラストにかけての(Cメロか?)各々のソロパートを歌い上げるHE★VENSかっこいいし、ソロパートの最後に待ち受けている瑛二くんの歌唱力の凄さを新規はここで初めて目の当たりにするのだ。まさに不意打ちだった。そんな自己主張控えめそうな顔して、なんて力強くてきれいな歌声なんだろう。これも鳳瑛一の采配なの…!?バトロワ(映画)とFF7で育ったオタクなので炎の中で静かに立っているイケメンにすごく弱い。本当に愛捧制作に関わったすべての人に菓子折り持ってご挨拶に伺いたい。すごいハイテクなムビステ(床面にスクリーン搭載)も良かった。

愛を捧げよ ?the secret Shangri-la?(「劇場版 うたの☆プリンスさまっ♪ マジLOVEキングダム」挿入歌)

この劇場版に出てくる歌はほぼすべて配信されているので映画館を出たらすぐ買えるところも最高なんだけど、この愛捧のジャケ写も天才で最高なので全人類見てほしい。

「ありがとう…そして、これからも」

ここからのラストスパートが「未来」「これから」「夢」ってワードがたくさん出てきて好き。うたプリはまだまだ終わらないよ!って言ってくれてる気がする。カルナイの人間関係はよく知らないけどあの指差しのシーンで数多の該当担の魂魄が封神台に飛んだのは見えました。

全編通して一番グッとくるのは実は「ウルトラブラスト」なんですよね…ST☆RISHの歌は明るい、みんなも一緒に〜!って雰囲気の歌が多いイメージだったので、こんなにカッコイイ、野心を隠さない歌も歌えるようになったんだなあってすごく感動しました。Aメロのまあ様(「何もないとこから」の所)美しいよね…そして「この景色を見たら何も言えない」って言う音也くんのコメントでまた泣く。

最後の歌も大好き。「僕は大事に君を愛せてるかい?」「君が好きだと上手に言えてるか?」こんなの応援してるアイドルから言ってもらえたら泣くしかない。

アンコール

初見で泣いたのはアンコールの時。これは、この曲だけは、私も知ってるよ。懐かしいね。

応援上映のときだとマモちゃんの「アンコール」の最後の方で手拍子するの、すごく好き。舞台裏の各メンバーの名前が書いてあるたくさんのペットボトルと、きれいに掛けてある衣装、袖から見守る春ちゃんの演出がエモすぎる。

アンコールの各メンバーからの挨拶、すでにうろ覚えなんですけど、瑛一くんが「ここがHE★VENSの始まりだ」みたいなこと言ってたのすごく好き。これから好きになってもいいんだなって思わせてくれてありがとう。君めっちゃ投げキッスするやん(好き)

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人生何があるか本当にわからないもので、10回も公演に入った今、私は何をしているかというとdアニに登録してうたプリの最初のアニメから見てる。リアルタイム時は1話見て満足してたのにね。「そういえば私、受験の日に遅刻して助けてもらったんだった…」って懐かしさに打ちひしがれつつプリンスたち、そしてHE★VENSの軌跡を追っていきます。待ってろよ…MC中に後ろのスクリーンに映ったコンサート中に炎吐いてるドラゴンの正体を突き止めてやるからな。